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「辿り着けないマンション」

やはり、この先生(※32話に登場)にまつわる話です。

この先生が沖縄で賃貸マンションに住んでいた時のこと。
そこは新築でまだ殆ど人が入っておらず、
夜ともなると電気のついていない部屋の方が多かったそうです。

で、ある夜のこと。

先生は帰宅しようとタクシーを呼びとめ、行き先を告げたんですが、
とたんに運ちゃんが顔色を変えたそうです。

「あんた、あんなところに何の用があるんだ?」

「住んでるんですけど……」

「住んでる?」

運ちゃんはますます青ざめたそうですが、
いったん乗せた客を降ろすわけにも行かず、
目的地へと行ってくれたそうです。

が、何度も、マンションの近くまでは行くけど、玄関まではいけない、それでいいか?
と聞いてきたそうです。
別に支障はないので、それでいいと返事をして、いざマンションへ。

運ちゃんは約束通り、マンションの手前にある辻で先生を下ろし、
その場でユーターンして帰ってしまったそうです。
かなり慌てていたとのこと。

そのマンションにどういう障りがあったのかははっきりしませんが、
元々の土地取引きでトラブルがあったとか、人が住んでいない部屋
に電気がついていたとか、色々と不穏な噂はあるようです。

沖縄といえば、怪談には事欠きません。
糸数の壕に行った時は、 私も怖い思いをしました。

足が竦んで動けなくなったという体験を初めてしました。

この2件も、何らかの土地の障りがあったのではないかと思います。

 


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