「除霊3兄弟」

そこは、都内某所の高層マンションの一室。

5年前に、この部屋で自殺者が 出て以来、すっかり霊が出るとの噂が広がり、
借り手も長続きせず、やむにやまれず 知人から、恐山で修行を積んだとか言う
有名な霊能力者を紹介してもらい、除霊を 依頼したのです。

霊能力者は3人(上から下まで黒づくめで黒いグラサン)、そして
問題の部屋で除霊が始まったのですけど、
その瞬間、家主は心の底から後悔したのです。  

3人は黒いゴルフバックから、御札を張り付けた金属バット、木刀、角材を取り出すと

「うりゃあああ、霊が何ぼのもんじゃい」

「悪霊退散」

「くたばれや、この低級霊が」

と どなり倒しながら パリーン、ガシャーーン、どごおーん、ずがっ、ばきゃ、べきょ、

「うりゃぁぁぁぁあああ」

「でりゃぁぁぁぁぁ」

「おりゃぁああああああああああ」

と 霊?が見えているのかは不明ですがバットや木刀でそこらじゅうをどつき回してます。

窓ガラスは割れ、テーブルは歪み、食器棚のガラスは割れ食器が飛び散り、
液晶TVは 床へ叩き付けられ、鏡は割れ、このままでは部屋が破壊されるだけです。

「死ね自縛霊」

「地獄へ落ちろ、この生き霊が」

「この、くそ水子霊が」

ガシャ、グシャ、どごぉぉぉ、パリーン、どーん、ずごっおおお、がしゃぁーん、

もう壁も天井も ボコボコです、

「やめてくれ、あんたら」

家主が止めにはいりましたが、不幸にも振り上げた
金属バットに直撃され意識を無くしたのです。  

時間が過ぎて、家主が目覚めると、3人の姿は無く、部屋は見る影も無い廃部屋と化し、
目の前には、

 

「除霊完了」

 

と描かれている紙が一枚残されていました。

この「除霊3兄弟」こそ、悪霊です、
どうすれば良いのでしょうか?タマ出版、韮澤編集長? 


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