中国最西部、新きょうウィグル自治区に「魔鬼谷」と呼ばれ
る谷があります。谷とは言え、ヒマラヤ山脈の北に５０００ｍ
級の高山のクンルン山脈があり、そこにナリゴンと呼ばれる河
の中流、約１００ｋｍ程の深い谷の事で、地元では、怪奇現象谷、
死の谷などと呼ばれ、地元の遊牧民は絶対に近づかないと
されてる場所が実在します。そして、それは太平洋戦争中の事
でした、
「何ごてな、入ったら死ぬ谷？そげん谷がこん世にある訳がなか、
大方そん谷に、財宝ば隠しよって人が近づかんごたる為の
噂流しとるに違いんなか」
と部隊長に命じられた３名の日本兵が５日分の食料を持参し谷
へ調査に向かったそうです。所が、３日、５日、一週間、１ケ月
だっても、その３人は帰って来ませんでした、
「何ちや、ほんでこつなんぎな、こっしゃろがいなっち、
まっか、あん３人が財宝ば見つけて持ち逃げしたとやなかや？
そぎゃんまでして財宝ば欲しいかや、ええい財宝どろぼう許さ
んたい」
かくして、今度は本格的な捜索隊が編成され歩兵隊員１８名
による１個小隊が３名の捜索へと谷に向かったそうです。
じゃどん、今度は１８名が、３週間、１ヶ月たっても戻って
来んごつなりもうした、その後戦局の悪化〜終戦、満州からの
引き上げとなり、その話は、すっかり忘れさられたそうです。
しかし、１９８５年に米中合同探検隊／魔鬼谷学術調査隊が
編成され（噂では財宝の捜索？）ブッシュ（パパ）副大統領を
名誉委員長として、谷の調査が成されたそうです、しかし谷の
内部では、コンパスが狂い、無線は不通、夏なのに突風が吹き
荒れ、黒雲に覆われ、雷が鳴り、谷底からは人間のうめき声が
聞こえ、隊員の間に頭痛や吐き気を訴える者が続出し、とうと
う死に物狂いで命からがら谷から脱出したそうです。
調査団の報告では、怪奇現象の原因は
地磁気による異常磁場
現象ではないかとの結論として発表されましたが、今もなお、
本当の原因は突き止められてはいないそうです。
現在も、日本の「樹海」並にその谷へ入るのは自殺志願者だ
けだそうです。え？そんな谷があるはずが無い？分りました、
ご自分で確かめに 「お逝きなさい」
