「聴きとれない声」

あのときは肌寒くなってきた夜のことだった。
いつものとおり寝ていると、
人の気配がしたのでふと、目が覚めた。

「きた!」

何が来たかはわからない。
ただ、来たような気配だけがあった。

「何か」が話しかけてきた。
このとき、体は動かない。

まだ話しかけてきている。
耳をすませてよく聞こうとするが、
何をいっているかわからない。
意を決して言葉を発してみた。

「あ?なに?」

やはり、聞き取れない。

「何いっているか全然わかんね〜よ」

そういって、「何か」は去っていった。
そして、体が動くようになった。
それ以来、金縛りにあっていません。

 


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