「空飛ぶ足」

それは高校生の頃です。
部活でちょっといつもより遅くなった帰り道、
私は駅で自転車を受け取って、
坂を越えるまではと そのまま自転車を押しながら歩いていました。

歩きながら何気なくふと空を見上げると
???
なにかでかい物が飛んでいます。
時刻は8時ごろ、秋口だったこともあり辺りは既に薄暗い。
こんな暗くて飛行船とか飛ぶのかな。とよーく目を凝らしてみました。
その私の目に入ったものは、
巨大なだんごむしが空を飛んでいると思ってください。
そして、足の位置には足がちゃんとあり、ウゴウゴと蠢いていると…。

あっけに取られてしばらくその場に立ち尽くし呆然と空を見上げる私。
側を通り過ぎる人たちは皆その私を怪訝そうに見ながら避けて通ります。
(なぜ誰も上を見ないんだ!?)
もっとちゃんとだんごむしを見ようと身体を動かした瞬間。
そのだんごむしは一瞬消え、ほんの少し先に現れて、
そのままつーっと 動いたかと思うとまた消えてしまいました。

しばらく待ってはみたけどもう現れませんでしたので、
仕方なしに 家に帰り、今見たものを兄に話すと、
どうやらそれが消えた場所は
ちょくちょくそのような物が目撃されている場所だったようです。

出来すぎてて途端に不思議でもなんでもない話になってしまい
ちょっとがっかり。


  次の怪談読む?   

スポンサーも訪れてくれると嬉しいです(^^)
スポンサーも訪れて下さいね。別ウインドウなんでお気軽に。