「奇跡の物語」

≪序:注意してください≫ 祖母の友人(遠い・・・)から聞いた
とある宗教の師匠がいかにすごいかの話。
ま、宗教の勧誘話だったのですが、
ゾッとするほど感動系なので(笑)
お送りしましょう。
念のため、
このお話を読み、この師匠の信者となりたい方は
どうか自力でこの師匠をお探しください。
私はその方のことをなにも知りませんので。

≪奇跡の物語≫

私はアメリカ大地で修行の旅をしていた。
陽照る厳しい暑さ、月夜の寒さと孤独。
それでも私は神の声を求め、
来る日も来る日も、歩き続ける。

しかしある日、苦行の末、私は病に倒れた。
海が見える片田舎の病院で、
私は医師に余命3ヶ月と宣告を受ける。
私の身体は末期のすい臓癌に蝕まれていたのだ。

絶望の床に伏しながら、愚かにも私が思っていたのは、
「なぜ、この私が、これほど早く天に召されてしまうのか」
という、神への叩きと悲しみばかりであった。

とうとう、宣告された3ヶ月に近づいたその時。
激痛に朦朧とする意識の中で、私はこう悟る。
「この心身の痛み苦しみが、私の父母でなく、私で良かった」
これに気付いたとき、私は激痛から解放されていた。

そしてさらに、私は、こうも悟る。
「この心身の痛み苦しみが、私の友人でなく、私で良かった」
これに気付いたとき、私はすべての恐怖から解放された。

そして最後に、私はこう悟りの境地を見出す。
「この心身の痛み苦しみが、世界中の誰でもなく、私で良かった」
これに気付いたとき、私は光に包まれ、私は神を見た。

この日、奇跡が起こった。
私の癌は不思議にも消滅していた。
そしてこの日を境に、
私は神との対話を行うようになり、
未来を知り語る神の使者となったのだ。


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