「おかっぱ少女」
小学校6年生の自然の家にて。
恒例の「肝試し大会」に親友Tと参加。
(2人とも霊感体質らしくいつも一緒に変な存在を見たり感じたりしてました)
小さなお稲荷さんの境内で先生からたっぷり怖い話を聞かされた後、
2人一組で3分毎に出発。宿まで歩いて500mくらいで、
その途中にある林道やヤブに隠れた先生達が子どもを驚かす、
という単純なものでしたが…
私達の前に出発した男子2人組がびびって進めないのをさっさと抜き、
暗い林道から車道に出かけたところの川沿いに大きな石灯籠がたっていました。
その陰に女の子がぽつんと立っていたのです。
ぬけるような白い顔 (目・口などが見えなかった)、ぱつっと切ったおかっぱ、
少し猫背気味で、でも何より印象に残っているのは、「え、夏なのに?」と思った
赤い長袖のセーターと膝から下が見えないジーンズのような青いボトムスの鮮やかさ。
それが何もしないでただじっと立っているのです。
私達はてっきり先生の誰かが変装してるもんだと思い、声もかけずに通り過ぎましたが、
宿に戻り先発組のみんなと数合わせしてみると、どうしても1人余ってる!
言われてみれば、おばけ役なのに驚かすそぶりなかった…とか、
上半身だけくる〜っと動いて私達を見送ってたなー…とか、
あの灯篭の陰って真下が川の崖だった…とか、
電灯ないのになんであの女の子の顔浮き上がって見えたんだろ…とか、
つっこむところがボロボロでて(笑)
あとで聞いたらやっぱり私達が抜いた男の子達は誰も見なかったそうです。
あれは何だったんだろう?