イヌヲのアングラ日記
「イヌヲ、ネット詐欺と戦う!【1】」
すいません、先週は更新サボりまくりで。(^^;)
「4年に1度のオリンピックは見ねば!」という使命感が・・・。
すげー、言い訳ですねぇ。(笑)
もうオリンピックも日本の良いところほぼ終わったようですし、
今週からまた更新始めますね。(^^)
ふぅ・・・、なんか日記書くの久しぶりな気がするな〜。
なんせ先週はまだ入院してたもんで日記どころじゃなかったもんなぁ。
決して看護婦さんがカワイクてお近づきになろうと必死だったとかいう訳じゃないですよ!
あくまで、病院で静か〜に寝てたんです。いや、突っ込まないでください!
怪しいと思ってもそういうことにしてください。 それがアンタの身のためだぜ。(´ー`) フッ
チラッと入院中に読んだ「ハードボイルド・ドッグ『東樹』」の影響でまくりッス!
うぉおお、恥ずかしい・・・・。
さて、退院して久しぶりに家に帰ってきたことですし、ネットやりますかね。
実は色々調べなきゃならないことなどあり、忙しそうなんですよ。
カルーアでもチビチビやりながら、延々と豚風荘に入り浸ってる暇はないっす!
さ〜て、んじゃ早速ネット繋ぎますか!ジ〜〜ピガァガガァガアアアガガンガァ!ピブゥ・・・・
いつものようにYCQをオンにして、豚風荘に行って・・・はやんないっちゅうの!
まったく、ちょっと気を抜くとすぐこれだ。ダメイヌの典型っすな。
あ、YCQだけはオンにしよう。久しぶりにチャットでもしたいしね〜。
これはサボりじゃなくて息抜きッス。ダンナ、モノは言いようでんがな。ヘヘヘ
あ、ネコがいますよ!久しぶりだなぁ。とりあえずメッセージ送っておこ。
「久しぶり!元気?僕はお元気です。あ、自分に『お』はいらないな。エヘヘ」
そういえばネコとはチワちゃんの一件以来数ヶ月連絡取ってないっすよ〜。
色々世話になったのにこの仕打ちはないっすよねぇ。結構僕ってゲス?
「え?誰だっけ?なんでオレのYCQ番号知ってるの?」
ガーン!!なんすか、この返事は!涙がでそうっすよ!
「やだな〜。オレだよ、オレ、イヌヲ。よく豚風荘で打ったじゃん、じゃん、じゃん」
「は?何か勘違いしてない?つーか、豚風荘ってなに?」
「え?マジで知らないの?冗談じゃなくて?ごめん、間違いっす・・・・」
・・・・・。
この数ヶ月でネコの身になにがあったんでしょう?
ちょっとキツイ冗談なら良いのですが、なんかそれとは別のことだったりしたら・・・・。
つーか、僕ネコのことネットでしか知らないんですよね。家がどこかとか、電話番号や
住所とかそういうのまったく知らないです。だからネコがどこかで野垂れ死んで、
空席になったYCQナンバーが他人に使われたとしても、僕には知る手だてはないです。
ウムム・・・、なにもなければ良いんですが・・・・。
そういえば一応「命の恩人」のイヌ丸のところに礼を言いに行ってないや。
やっぱり一応助けてもらった訳だし、なんかお土産持っていった方が良いですよね。
うーん、何にしよ?そうだ!ホネコーと愛称ピッタリの「骨髄ケーキ」にしよっと。
やっぱりケチケチせずに、真ん丸のヤツを買っていきますかね。んで、みんなで食うと。
実は僕、アレ大好物なんですよ。土産っつーか、自分が食いたいだけって噂も・・・。( ̄ー ̄)
「チィース!イヌヲ復活ッス〜〜〜〜ッス〜〜〜ッス〜〜〜!!!!」
「おぉ、イヌヲさん、もう退院したんですかぁ!良かったっすね〜。
これも一重に僕のおかげですよね。あ、その手に持ってるのは土産っすかぁ?
すんません!頂きますぅ!うぉおお!骨髄ケーキ、僕大好きなんですよぉ!」
「・・・・・・。そ・・・・・そう・・・・・・かも・・・・。一応、礼言っとくわ。アリガトサン。」
「ハハハ、そんな礼なんていいッスよ〜。ハハハ、声が小さいのが気になりますが、
ま、いいッスよ。僕が命の恩人だってのをわかってりゃぁいいんですよ!ハハハ!」
チッ、バカが調子こいてますよ・・・。できればこいつ以外に助けて欲しかったッス・・・・。
なんかアドレナリンが ガンガン分泌されてるような気がしますが、耐えましょう、今日は。
「おうおう、これ食ってくれよ。骨髄ケーキ美味いからなぁ。イッパイ買ってきたから
みんなで食おうぜ!ゴンタとその仲間たちも呼んでさ!ホラホラ、連絡しようぜ!」
「えー、僕へのお土産じゃないんですかぁ。家に帰って1人でバクバク食いたいなぁ。」
「ハハハ、イヌ丸君、ちょっとこちらへ来たまえ。渡し忘れてたお土産あるからさ。」
「えぇ、まだあるんすかぁ?悪いっすねぇ。遠慮なく頂きます。イタタッタタタタ!イヌヲさん、
鼻つまむのやめてくださいよ!鼻はイヌの命っすよ!イタッタタタタ! 」
「どうこのお土産?『天狗の鼻折り』っつーの。結構うまいだろ?オラ、ケチケチすな!」
「全く変わってないっすね〜。入院してちょっとは善人になるかと思ったら・・・・。
ハイハイ、今ケーキ切って持ってきますよ。どうせホネコーも飲むんでしょ。ブツブツ・・・ 」
「は〜い、おまたせしました。ホネコ&骨髄ケーキっす〜。」
「おうおう、すまんね。チミへの土産のつもりだったんだけどなぁ〜。ハハハ」
「またまた、最初からその気だったくせに・・・。ブツブツ・・・・。
あ!そうそう!僕ってイヌヲさんの命の恩人っすよね?ちょっと困ってるんですよ〜。
まさか命の恩人の頼みを断るようなことはないっすよねぇ〜。ハハハ 」
「チッ!そっち方面で来やがったか・・・・。まあ頼みくらい聞いてやるよ。んでなに?」
「実はですねぇ、例のオークションで買った『プナダのホネ』なんすけど・・・・。」
「あーあー、あれまだやってたんだ。とっくに終わったもんかと。どうせ騙されたんだろ?」
「ゲゲェ!!!なぜそれを!!つーか、まだそうと決まった訳じゃないですよ!
ただ商品の到着が遅れてるだけですよ!そういう不吉なこと言わないでください!」
「ハイハイ、騙された人ってのはみんな自分の都合の良いように考えたがるからねぇ。
う〜ん、やっぱ骨髄ケーキはうまいねぇ。ホネコとの組み合わせも最高だね! 」
「ちょっとちょっと、ちゃんと聞いて下さいよ!こっちは真剣なんですから!」
「わかったわかった。熱くなんなよ。んで、連絡はしてみたんかいな?」
「いや、電話番号知らないッス・・・・。メールだけのやり取りだったんで。」
「じゃあ、メールで連絡してみたん?」
「メールはフリーのヤツで、最近は送っても返ってきます・・・・。」
「あのさ・・・・、それってモロサギなんだけど・・・・。オレにどうせいっちゅうの?」
「いや、僕としては『プナダのホネ』が手に入れば満足ッス。で、どうにかならないかと・・・」
「うーん、難しいところだなぁ。あ、そうだ、口座番号はわかるん? そこから調べたら?
どうせ架空口座だろうけどね。まあ、とりあえず警察に行くこっちゃ。それしかないぜ。」
「やっぱ詐欺っすか・・・。僕の汗と涙の結晶の金が・・・・。シクシク・・・・・。」
「泣くな泣くな!とりあえず警察に訴えろ!オレの方でもなんとか頑張ってみるから
そいつとのメールのやり取り全部コピーして送ってくれ。ヘッダーもちゃんとね。 」
「イヌヲさ〜〜〜ん、頼みますぅ〜〜〜。(T.T)」
全く、こんなことなるなら、最初からもっと注意してやりゃ良かったなぁ。
いくら良い経験とは言っても、騙されるのはダメージでかいよね。反省ッス。
イヌ丸もなんだかんだいいながらも結構良いヤツっすからね。
ウッシャ!やったるでぇ!
うーん、頼まれたけどどうしようかなぁ。
僕は目を見張るほどのスキルや秘策がある訳でもない1イヌに過ぎないですから、
してやれることって限られてるますよ。まあ、でもできる限りのことはしてやりますか!
とりあえず、「ヤッホーオークション」で騙された人は数限りなくいる訳ですから、
そういう被害者の人たちの集まったページでも行ってみましょうか。
ほっほぉ〜、なんか恨み辛みがワンサカと書かれてますよ。
しかも詐欺師のIDと騙った住所・指名・電話番号まで公開されてます。
なるほどねぇ、こうやって騙された者同士で共闘する訳だ。
さて、イヌ丸を騙したヤツはいるか探してますか。ん〜っと、あ!
いました、いました!おいおい、こいつかなり詐欺やってんじゃん・・・。
だって「極悪詐欺師ランキングトップ10」に入ってますよ・・・。
何人も同じように騙されてるんだなぁ。み〜んな、高級ブランドで釣られてます。
やっぱり、“欲の皮の突っ張った見栄張りさん”は騙されやすいのね。
とりあえず、イヌ丸の代筆として、こいつに騙された経緯を書き込んでおこっと。
メアドも書いておいて、「情報求む!」とでも書いておけばバッチシだな。
寝て待ってりゃ情報集まって来るべさ。
ま、今日はこの辺でいいか。
イヌ丸のためにしては、よくがんばったよ、うんうん。
そうだ!僕がこれだけがんばってるのに、
イヌ丸にスカースカーと安眠させておくのはシャクですね。
うし、ヤロウには『dis-0rDeR』の情報収集をさせよう。
うんうん、これぞアングラの基本「ギブ&テイク」 だよね!
ん?すでに僕はイヌ丸からテイクしてるような気がするけど、
あまり深く考えるのはやめよう。脳からケムリでますし。ケケケ
そんじゃ、イヌ丸にメール書いたら今日は終わり!
うーん、なかなか簡単には情報来ないですねぇ。
どうしよっかなぁ、することないや・・・。
でもなんかそういうナマケタ姿勢は僕のスタイルじゃないんで、積極的に行きますか!
ウッシャ!今日も詐欺師関連のページ回ってみよっと。なんか動きあるかもしれないしね。
あ、そうだ、そうだ。そういえば民間でネットのトラブルを解決してる集団
「イヌポリス・ワンワンワン」ってのがあるって聞いたことあるなぁ。
テレホタイムは常時チャットで相談受付てるらしいし。
今日はそこに行って相談してみよう!僕って結構頭いいな。ムフフ。
すぐ見つかりましたよ。えーと、相談専用チャットはどこだどこだ・・・。あったあった!
ウシウシ、じゃあ行きますか! なにぃ!
「ただいま相談中につき、また出直して下さい」だってさ・・・。
はぁ、待つのダリ・・・。
〜イヌヲ1時間待たされ、ようやく入る〜
「コンバンワ、イヌヲといいます。友達(一応)がネット詐欺に遭いまして・・・」
「ハイ、コンバンワ。ボランティア相談員のコリーノ@迷犬です。
なるほど、詐欺ですか。詐欺の経緯を詳しく教えてもらえますか?」
「実はカクカクシカジカで・・・」
「ははぁ〜、よくあるネット詐欺ですね。相手のHNをウチの『ネット犯罪者データベース』
使ってちょっと調べてみます。しばしお待ちを。あ、でました。常習犯ですねぇ。」
「それは僕もネット被害者のサイトで知りました。で、どうしたらいいでしょう?」
「まず警察に訴えた方が良いです。その後は警察の対応を待ちましょう。」
「え?そんな方法しかないんですか?こちらで追い込みしてくれるのでは?」
「えぇ、そういうのもありますよ。ただしそれはボランティアではありません。ビジネスになります。」
「は?ビジネスというと?」
「つまり、有料ということです。」
「はぁ、なるほど・・・。で、料金はいかほど・・・。」
「ウチの精鋭スタッフを動員しますので、1日8万+経費です。」
「えぇ!そんなに取るんですか!だって1日分の費用で騙された商品買えますよ〜。」
「うーん、そう言われましてもねぇ。だから高額商品でもない限り、あまり頼む人はいませんね。
でもそれを被害者の人数で割り勘にすれば、8人いたとしたら1人頭1万円ですよ。」
「はぁ、そういうのもあるんですか。つまり詐欺被害者が集団になって頼めばお得と。」
「えぇ、そうなりますね。結構そういう方もいらっしゃいますよ。」
「それで、経費というのは具体的には?」
「経費の内訳は、交通費・食事代・情報を引き出すための袖の下代、などなどです。」
「それは×人数分ですか?」
「えぇ、もちろんです。」
「ということは、2人で行ったとしたら、軽く1日10万は行きますよね?」
「そうですね。その計算はあながち間違ってないと思います。」
「それで犯人検挙率はどんなもんなんでしょうか?」
「そうですね、予算次第で変わりますが、平均すると2人に1人は捕まえてます。」
「捕まえられなかった場合は、料金は返してくれるんですか?」
「いえ、それはありません。我々も労力を使ってる訳ですから、その対価は頂きます。」
「つまり、何もせず金だけぼったくるのも可能ということですね?」
「な・・・なにをいうんですか!我々はそのような詐欺はしてませんよ!」
「いや、失礼。あくまで可能性の話をしただけです。」
「可能性でもそういう話はいただけねぇなぁ。」
「え?“ねぇなぁ”?客の僕に向かって“ねぇなぁ”ですか?」
「あ・・・。いやいや失礼しました。つい・・・。それから我々はあくまでボランティア団体です。」
「はぁ、そうッスか。じゃあタダでしてくれるのは何なんですか?」
「今してるような相談はタダです。」
「はぁ?相談って、これほとんど営業トークでしょ?全然解決になりませんよ。」
「それは色々な考え方がありますから、なんともいえねぇよ。」
「え?“いえねぇよ”?また下品な言葉がでましたね。」
「あ、失礼しました。興奮するとつい・・・。つーか、金ねーならハヨ帰れ。」
「は?ハヨ帰れ?アンタマジですか?」
「あぁ、マジさ、大マジさ!オマエラみたいな貧乏人に付き合ってる暇ねぇんだよ!ハヨ帰れ!」
「あーあー、ついに正体がでましたねぇ。やっぱりそうだったか。うさんくせぇと思ったんだよ!」
「ケケケ、騙されるバカが悪いんだよ!そんなバカからさらに金を引き出すのがオレたちさ!
別にオレたちだけがしてることじゃねぇよ。みんなしてるぜ!老若男女、公務員から会社員、
学生からOLまで人間は日々騙しあって暮らしてるんだよ!弱肉強食がこの世の常さ!
『食われる前に食いしょう』 それがこの世を勝ち抜いていく唯一の決まりだ!
『右の頬を叩かれたら左の頬を出しましょう』的な甘っちょろいこといってんじゃねぇよ! 」
「あのさ、そんなこと初対面の僕に言ってもいいの?僕言いふらしちゃうよ?」
「バァ〜カ!誰がお前みたいな下層階級のイヌの戯言なんか聞くかよ!
告発サイトでもなんでも作ってくれや!す〜ぐぶっつぶしてやるぜ!ケケケ 」
「あー、すっかり舐めてるなぁ。クチコミのすごさなめんなよ!後で吠え面かくなよ!
ちなみにこの会話は画像として保存させてもらったわさ。楽しみにね。 」
「やってみろ、この駄犬!ケケケ」
はぁ、なんかトラブル増えちゃった。
僕ってトラブルメーカーっすかね?
ま、これもイヌ丸のせいだからヤツに責任押しつけよっと。
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