イヌヲのアングラ日記
「イヌヲ、宣戦布告!」
しとしと・・・・じめじめ・・・・ぽたぽた・・・・べたべた・・・・、雨は嫌ですね〜。
まあたまに雨でも良いな〜と思うときもあるんですが、今日は嫌です。
なんでなんでしょ?え?お前の気分は山の天気だからだろって?
う〜ん、うまいこといいますね。ヒザをポンと叩きたくなりましたよ。
ヤマダ君、座布団一枚やって!勝手に笑点やんなっつーの。(笑)
さてさて、そういえば帰ってきてからまだ一度もネットやってないんですよね〜。
久しぶりなんでネット版浦島太郎になってそうな予感がビンビンしますよ。
竜宮城で豪遊したヤツとは対極のサービス(野良で放浪)を受けた僕にはキツイッス。
ヤロウは自業自得なんですよ!乙姫とあんなことやこんなことしたんだから!
やべ、なんで童話の主人公に対抗心を燃やしてるんでしょ?壊れかけ?(笑)
ほんじゃ、ヘサベサに繋いでみますか!とりあえず豚風だな。( ̄ー ̄)
ピ〜ガァ〜ガァ〜ジィガ〜ピガ〜〜〜〜〜〜〜ブ〜ンブ〜ン
うし、繋がった〜。久しぶりなんでこの音も懐かしいですな〜。
とりあえずYCQでも立ち上げてメンツ揃えますかね。
まあヌシは必ずいるでそ。だからこそヌシだしね。ケケケ。
お、回ってます、回ってます、花が回ってます。ん?全然回転が止まらない・・・・。嫌な予感が・・・。
げぇぇ!フ・ザ・ケ・ン・ナ。久しぶりのネットなのに「YCQネットワークエラー」だぁ?
まったく無料だからってユーザーなめてんな。まあ有料でもユーザーなめてるとこあるし、
それから考えたらまだましかな。YCQはよくやってますよね。イラン機能付けすぎだけど。
はぁ〜、じゃあ1人で豚風行ってジャーマンでもすっかな〜。なんかサミシぃ・・・・。
・・・・。今度は豚風までも「満員で入れません」だってさ。今日は厄日かい?
あーあー、もうすることないし、ネット回る気もしないし、メルチェでもして寝よっと。
おぉ、なんかメール結構来てますよ。誰から来てるんだろ。僕も意外と人気者だね。エヘヘ。
チッ、ゴンタとその仲間たちからがほとんどですよ。あ、イヌ丸のヤロウからも来てますよ。
なんであいつ僕もメアド知ってるんでそ?どうせゴンタがしゃべったな。余計なことを。
しかも何通も来てます。勝手に日記を送ってくるなっつの。しかも全然内容ないし・・・。
ん?見慣れないヤツから来てますよ。ソブって誰?たぶん僕に密かに憧れてるメスですね。
んで、「イヌヲさん、彼女が死んじゃって可哀想!アタシが慰めてあげるわん♪」 なんてのですよ。
いや〜、もてるオスは辛いっすね〜。ギャハハハ・・・・ハ・・・・・ハ・・・・・・・・・・・・・・・。
なんじゃこらぁ!!!!!!
チキショー、ふざけやがって!何もんだ、このソブってのは!!
何でもいいや、とりあえずブッコロス!!! でもクラブ『cHa-0s』ってどこにあるの・・・。
あ!確かイヌ丸が知っていたはず!ヤツに聞きに行こう!
「イヌ丸〜!クラブ『cHa-0s』の場所教えてくれ!」
「あ、イヌヲさん、ラッシャイ〜。え?クラブ『cHa-0s』っすか?なぜに?」
「ウッセー!説明してる暇ない!とりあえず教えろ!ソブコロス!」
「はぁ?なんかアツイっすね〜。ソブって『dis-0rDeR』のカリスマっすよ。取り巻き多くて近づけませんって。
そんなことより聞いて下さいよ!実は『プナダのホネ』落札して金も振り込んだんですが、
その後商品が送られてこないんですよ・・・・。やばいっすかね〜。 」
「アホかぁ!お前のそんなマヌケ体験談聞いてる暇ないっちゅうねん!ハヨ教えろ!お前もヤんぞ!」
「ワ、ワ、ワ、勘弁して下さいよ〜。そんな怒らなくても・・・・。えーと、クラブ『cHa-0s』は13丁目です。
怪しいところなんで行けばすぐわかると思います。邪悪な落書き、あのスプレーで書くヤツ、
えーと、 何て言ったかな、そうそう!『エアゾル・グラフィック』がいっぱいありますから。あそこの場合は
落書きってレベルのものじゃなくて、芸術作品『邪悪絵巻物』って感じです。壮観ですよ〜。 」
「ボケェ!観光行く訳じゃあるまいし、そんな解説いらんちゅうねん!次あったら鼻パン!アデュ!」
「な、なんすか〜、それ・・・。イヌヲさ〜ん、まだ大事な説明終わってないっすよ〜」
なるほど、13丁目か。ウッシャ!速攻で行くべ!
〜イヌヲ、ムチを入れられた競走馬のように死ぬほど走ってようやく13丁目に着く〜
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、疲れた・・・・。走りすぎた・・・・。体力に赤ランプついた・・・。
帰ろうっかな〜。アホか、何弱気なんてんだ!とりあえずソブのヤロウをブッコロさねば!
えーと、邪悪絵巻物ってこれのことかな〜。確かにドクロだの、死神だの、悪魔だの
いっぱい書いてあるけど、絵巻物って表現は変だぜ。それじゃ和風みたいだもん。
せめて連作壁画とか言ってくれよ。イヌ丸、お前ホントにライターやってたのか・・・・。
クラブ『cHa-0s』は・・・・、あ、ここですね。周りに一際邪悪な絵がありますし。
ライブハウス特有のチラシやポスターもベタベタ貼ってありますし。 ウッシャ!行くぞ!
んでは、中入ってみますか。ウワァ、なんかケムリクセ〜。なんじゃこれ・・・・。
その上、ウッサ!音楽でかすぎ。あれ?それはライブハウスだから別にいいのか。
とにかく、やたら人が多いぞ。怪しそうな雰囲気がビンビンしますな。
とりあえず周りのヤツにソブ知ってるか聞いてみますか。とりあえずあのモヒカンいくか。
「おい、『dis-0rDeR』のソブってどいつだ?」
「あぁ?オメー誰よ?ソブさんになんか用かよ?」
「バ〜カ。用があるから探してんだよ。ハヨ教えろや!」
「バ〜カ?オメームカツク!オメームカツク!ゼッテー教えねー!」
なんだこいつ?ラリッてんのか?まあいいや、とりあえず鼻パンだな。
ガンッ!
「おい、これで言う気なったか?もう一発いくぞ?」
「あれ?血でてるじゃ〜ん。赤いジュースだ〜。うめぇ〜、鉄の味だぁ!ギャハハ!
お〜い、みんな!こいつソブさんに用があるんだってよ〜。血のジュースくれるってよ。ギャハハ!
バ〜カ、オメーみてーなのがソブさんに会えるわけねーだろ〜。逝っちゃう?ギャハハ!」
ヤベ、このバカが大きな声出すから、いっぱい集まってきたよ・・・。
ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
なんか怪しいリズムが刻まれ始めましたよ・・・。しかもその上には最悪な言葉がのってます。
“キル!キル!キル!キル!キル!キル!キル!キル!キル!キル!キル!キル!”
大合唱です・・・。しかもモッシャーがぐるぐる始めてますし・・・・。
ドカンッ!
グォオ!なんか僕目がけてダイブ来ましたよ!
とりあえず交わしてカウンター食らわせときました。ケケケ。
「バ〜カ、何オレに向かってダイブしてんだよ!コロスぞ! もういい、みんなコロス!オラァ来いや!」
あ、みんな一斉に僕にダイブしに来ましたよ・・・。イッテイテイテテテ・・・。
しかも中には飛び蹴りや体当たりしてくるやつもいますよ・・・。グォオオオオ、イッテー!
やべ、明らかにミスった・・・。至る所からケリやパンチが・・・・。バキッ!ドカッ!バキッ!ドカッ!
いくら僕でもこんな数さばけるわけないって・・・。 シヌシヌシシヌ・・・・・。
ひょっとしてこれが集団暴行、俗に言う『フクロダタキ』ってやつですか・・・・・?
あ〜、モーローとしてきました・・・・。トブトブ・・・・・。ソブめ・・・・。
コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ・・・・・・
って魔太郎になってる場合じゃねーよ・・・・。
バタッ・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ヲ・・・・・・
・・・・・・ヌ・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ヌ・・・・・・・・ヲ・・・・・・・
・・・・・イ・・・・・ヌ・・・・・・ヲ・・・・・・・・・・・!
「イヌヲ!おい!大丈夫か!」
「・・・う・・・ぅ・・・。アイタタタタ・・・・・。ここ・・・どこ?」
「ふぅ〜、やっと起きたか。マジで意識戻らないかと思って焦ったぜ〜。
ここは病院だよ。地獄だとでも思ったかよ?ケケケ」
「チッ、笑い事じゃねーよ・・・・。で、ゴンタが何でいんの?」
「お前がクラブ『cHa-0s』へ行ったすぐ後、イヌ丸から連絡来てさ
『イヌヲさんがやばいっすよ!1人で行くなんて死にますよ!ワーワー!』ってね。
んで、オレら何人かでイヌヲを追っかけたんよ。そしたら、13丁目のハズレのゴミ収集所に
血塗れのお前が捨てられてるのを見つけた訳よ。もうちょい遅れたらやばかったらしいぜ〜。
イヌ丸に感謝しろよ。一応、ヤツが命の恩人ってことだしな。ケケケ 」
「おぅ・・おう・・・。イヌ丸たまには役に立つな〜。なんか前にもボコられてゴンタに
起こされた時あったよな。今回もデジャブかと思ったよ。ゴンタがオレのナイチンゲールかよ・・・。
まったく、どうせならもっとカワイイメスが良かったな・・・(-。-) ボソッ」
「ケケケ。ダメダメ、お前はメス運ないんだって。あ・・・・・・。ワリ・・・・・。」
「あぁ!そうだ!思い出した!オレは『dis-0rDeR』のソブをぶっ殺しに行ったんだった!
あのヤロウ、オレの留守中に犯行声明とも取れるメール送ってきやがったんよ。
チワちゃんの件もどうもヤツが噛んでるくさいんよ。それで突撃したんだった。チキショ! 」
「はぁ?誰それ?つーか、なんでそいつが関係あんの?」
「いや、わからん。大体オレ『dis-0rDeR』なんてバンドすら知らんがな。んで、それを
問いつめに行ったら、取り巻き連中にフクロにされたんよ。洒落にならないっての!」
「フーム・・・・、なんかきな臭せーな。匂いますよ、この名犬ゴンタ様の鼻が!」
「ぁあ?いつからお前が名犬なったんだよ!『名犬』を名乗れるのはラッシー君だけじゃ!
それにお前が名犬ならオレは忠犬だぜ。こんなこと言ったらハチ君にぶっ殺されそ(笑) 」
「お互いなかなかメジャーへの道は遠いのぉ。ギャハハハ! さて、マジモードなるか。
マジでイヌヲヤベーヨ。今回は助かったものの、お前もいつかヤラれんぞ。」
「ケッ!ヤラれる前にヤッてやるよ!1人づつ闇討ちじゃぁ!」
「アホか、どれだけ数いるのかも全然わかってねーじゃん。またフクロだぜ。やっぱこりゃ
長期戦覚悟でやるしかないな。まずはヤツらの情報+それに見合う戦闘力、
つまり数を集める必要あるぜ。『多勢に無勢』じゃ話にならん。」
「 (゜〇゜;) ゴンタ、お前意外と賢かったんだな。格言まで使えるとは・・・(笑)」
「殺すぞ!この“イヌ版ショカツリョー”と異名をとるゴンタ様になんちゅう無礼を言うかな〜。」
「あ、わかった!お前最近『サンゴクシ』読んだな?道理でゴンタらしくないと思った。(笑)」
「チッ・・・、ばれちゃあしゃあない。そうよ!読んださ!それも全巻!(笑)」
「なんかアホ相手にしてたら傷が痛んできたわい。(笑)
じゃあ軍師君、来週までに最高の戦略を考えてきてくれたまえ。頼んだぞよ。
朕はそれまで傷を癒すのに専念するぞよ。下がってよろし。オーホホホホホ。」
「ははっ!御意に。ボソボソ、なにが『朕』じゃ。いつからエンペラーになっとんねん。イテマウド。ボケ」
「朕は地獄耳ぞよ。でも寛大だから許すぞよ。オーホホホ。」
バカだけど頼もしい味方ができて嬉しいッス。
絶対チワちゃんの敵はとりますよ! じっちゃんの鼻に賭けて!
ん?僕のじっちゃんは当の昔に死んでたような気も・・・・。(笑)
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