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イヌヲのアングラ日記   イヌヲバナー カウンタ

「イヌヲ、浮かれる!」


4-30-5/8

この期間はGWだったんで、僕の日記もお休みさせてもらいました。
GWはネットから離れの〜んびり日向ぼっこしながら過ごしてました。
おかげで僕に寄生してるダニどもが60%は死滅しました。
やっぱり梅雨前のこの時期にダニドモを根絶しとかないと梅雨にえらいことなりますしね。
僕のGWは「ダニボクメツウィーク」でしたよ。ふう、スッキリスッキリ。
僕の日記を心待ちにしていてくれた皆さんごめんなさい。
そゆことで今週は5/9からいきます。


5/9 ハレ

いや〜、GW前にはジャガオにはやられました。まさかあんなことなるとは思いもしませんでしたよ。
ねえ、普通誰だってあんなの予想できないですよね!シットシットブルシット!!ですよ。
でも転んでもタダでは起きないのがイヌヲ流です。それこそ「雑種魂」ですよ!
え?何をしたのかって?フフフ、せっかく聞いたあの講座無駄にする手はないですがな。
アレは最後のところだけを変えれば、僕らにも応用可なんですよ。
つまり別の意味の「食う」ってことですね。ムフフ♪
んで、ジャガオの言いつけ通りにやってみましたよ。え?何をしたかって?
そりゃあなた、アレですよ。そう!メル友募集の板行って書き込んできましたよ〜。
ちなみに雑種はまずいんでそこだけ変えて置きました。「シェパード」に。エヘヘ。
でもやっぱ野郎はメール来ないですね。僕なんか来たの一通だけですよ。
やっぱり攻めろってことですね。でもチワちゃんに悪くてあまり気が乗らなくて・・・。

そうそう、その一通だけ来たメールは「ハムガールズのアン&スー」さんからでした。
アン&スーさんはハムスターのようです。イヌと友達になりたかったそうです。
だから彼女たちとのメールは変なこと期待してる訳じゃなくて、「純粋」なメル友です。
全然やましい気持ちはありませんよ!肉球に誓ってそれは言えます!
「ハムガールズ」ってなんなんでしょうね?ハムスターのチームみたいなもんでしょうか?
「アン&スー」ってことは2人で1人ってことでしょうか?
その辺イヌの僕にはわかりにくかったんで、GW中にまたメールしてみました。
そしたら大体僕の想像通りでした。お二人は同居人、いわゆるルームメイトってやつですね。
んでパソコンを2人で一緒に使ってるそうです。だから連名でメールくれたそうです。
お二人が好きな物は「ロータリー」って名前の3角形のおむすび型の、えーとなんつーんだっけ、
あの丸くて中に入ってぐるぐる回るヤツです。運動とかするやつですね。
正式な名前わかんないですけど、彼女たちが使ってるのは「ロータリー」っていうそうです。
なんか飼い主の方が買ってくれたそうです。あ〜いいね〜、飼い主いる人は。
僕なんかノラですからね、野良、のら、NORA、英語だと“cur”。ふっ、自由人とでも呼んで下さい。
まあこういう「純粋」なメル友っつーのもいいもんですね。
全然知らない人と話せるのもネットの良いところですよね。
さて、今日はこの辺にして寝るか。


5/10 クモリ

あ、そういえば最近ネットやってなかったんで、すっかりネコのこと忘れてました。
ネコ全然見てないけど生きてるのかな〜。久しぶりにYCQ繋げてみよっと。
うーん、久しぶりですね。回ってます回ってます、花が回ってます。
お、繋がった。あ!いました、いました、ヌシが。早速声かけてみましょう。
「おぅ〜いぃぃぃい!久しぶり〜ぃいぃぃい!元気かぁぁあ!オレだよぅうぅぅ、イヌヲだよぅぅぅうぅ!」
「おいおい、久しぶりと語尾が伸びるのはなんか関係あんのか?(笑) 生きてるぜぃぃいぃい!」
「おぉおぉ!生きてぃいたぁかぁあぁああぁ!なにしてたぁぁあぁんんん?」
「おぅうぅおうぅ。じぃつぅはぁ、えぇらぁいぃくぉとぅとになぁあぁあってたぁぁあんよぉぉぉおおお!
ダル!もうやめ!(笑) 実は、PCブチ壊れて修理だしてたんよね〜。(^^;;;
んでGW明けの今日ようやく直ってきたんよ。マジで最悪だったわ・・・・。」
「おい、勝手にやめんな!オレのオリジナリティがでまくりのシャベリを!(笑)
はっは〜。PCブチ壊れたんか。そりゃ悲惨だな〜。何がおかしかったん? 」
「えーとね、なんか使いすぎでマザーが逝かれたらしい。修理に出して帰ってくるときに
『一体どんな使われ方をなされてたんですか?すごい酷使してありましたよ。』って言われたわ。
そりゃいくらなんでも毎日怪しいブツを8時間落としまくりです!なんてことは言えないしね。(笑)
だから『いや〜、ちょっと、まあ、ぼちぼちとね。ヘヘヘ』とか誤魔化したわいな。(^◇^)ケケケ 」
「うわ、明らかに胡散臭い返事!しかもネコだけに猫かぶりまくり。(笑)
で、修理代はいくらしたん?マザー逝かれたら結構いったでしょ? 」
「うんうん、最初は8万とか言われたんよ。なんか「液晶もヤバイから直しておきました」とか
いって勝手に直してんのよ。こっちは頼んでないのにね。んで、ムカついたから、
『そんな頼んでない部分の修理代なんて払えない』って言ったんよね。
そしたら、向こう焦って「4万でいいです」って。でもなんかまだいけそうだったんよね。
大体、オレのPC保証期間が過ぎてからまだ1年しか過ぎてなかったから、そこを突いたんよ。
『オタクのPCは修理期間後1年で壊れるもんなんか?そういうもんなんか?』ってね。
そしたら、また向こう焦って、やたらチンタラ説明始めんのよね。んで、オレもずっとブチブチ言ってたら、
結局部品代もタダになったんよ。(笑) 結局払ったのは工賃の1万だけ。
ホントはそれも値切れそうだったけど、可哀想だったんでその辺でやめといたわ。(笑) 」
「げげ!オニ!アクマ!血も涙もないな。(笑) そんな値切ったらサポートのオッサン参ってるって。
たぶん、上司にも文句言われて、今頃赤ちょうちんでぼやきながら酔っぱらってるんじゃないの?(笑)
『ちきしょ!!クソネコ!シネ!ボケ!カス!今度来たら鼻くそつけてやる!』 とかってね。(笑)」
「うむ、その可能性はかなりあるな。(笑) まあでもそれが人生ってものよ。(^◇^)ケケケ
大体、オレがカチンと来たのはさ、頼んでもいないのを勝手に直して金を取ろうとしたところなんよ。
もしそういうことされなければ、オレだってちゃんと払ったよ。でもそういう誠意のない態度されると
やっぱ腹立つからね〜。いくらこの温厚で善人なネコさんといえどね。自業自得だわな。(笑)」
「まあね〜。そんなやり方するところあるんだ。オレはまだPC元気でビンビンだから関係ないけど、
その話ためになったよ。もしオレもそういう場面になったら、とりあえず値切ってみるよ。
あ、やべ、話し込んでたら、いつのまにかこんな時間か。オレそろそろ落ちるね〜。(^^)/~~ 」
「ういうい、じゃあね〜。また豚風でもいって打とうや。(^.^)/~~」

ちっ、ネコ全然無事だったんですね。心配して損しましたよ。
まあヤツは僕の師匠ですから、そう簡単にはくたばらないでしょうけどね。ケケケ
さて、それではこのへんで。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。


5/11 ハレ

う〜ん、なんか忘れてるような気がするんですよね〜。
しかもすご〜く大事なことのような気がするんですよ、すご〜くね。
うーむ、ふーむ、ぐーむ、どーむ、がーむ、ちーむ、・・・・ん?チーム?ち・・・・ち・・・わ!!!
げげ!そうだそうだ!チワちゃんのことすっかり忘れてたよ!
やっべ〜、もうGW前から連絡取ってないですよ!おいおい、マジかよ!
なんで僕そんなに忘れてたんだろ?GW前はジャガオの講座で忙しかったし、
GW中は日向ぼっこでのほほんとしてたしな〜。あーあー、やーばーいーよー。
もう泣きたいね。いや泣くか。おい!そんな泣いてる暇ないっちゅうねん!
とりあえずチワちゃんに電話しろ! メールなんてチンタラやらずに即電話だ!
えーと、チワちゃんの番号は・・・、ゲゲ、番号忘れた!うわ〜、僕って最悪!
アドレス帳はっと・・・・、あった!ち・・ち・・・チワちゃん、あった!

ピポハポピポパポ・・・・、トゥルルルル・・・・トゥルルルル・・・・トゥルルルル・・・・。
(ドキドキドキ、バクバクバク、タンタンタンタン(貧乏揺すりの音)、タタタタタタタタ(速度アップ))
ガチャ!!「はい、チワです。どちらさま?」
(ビクッ!) (うお!チワちゃんだ!ビビリまくりだよ!)
「えーと、僕です、イヌヲ・・・・です。」
(ちょっと恐いんで、弱気です・・・。)
「どちらのイヌヲさん?あたしの知ってる人でイヌヲなんていたかな〜。」
(うお!!!恐れていた返事が来ましたよ!チワちゃん怒ってるよ〜。)
「やだな〜。僕だよ〜。チワちゃんの彼氏のイヌヲだよ〜。チワちゃん怒ってる?」
(まあ、このくらい下手に出れば大丈夫だろ?フフフ)
「え〜、あたしの彼氏のイヌヲ君は、あたしのこと放ったらかしにしないからな〜。人違いじゃないの?」
(うわっ〜〜!メチャメチャ怒ってますよ。言葉の節々に棘があります。ブスブス刺さりますよ・・。)
「ごめんごめん、GW中はダニボクメツに忙しくて・・・。許して・・・くれる?」
(ここまでいけばもうOKでしょ!さすがに別れるなんて言わないよね!)
「ダニボクメツって・・・・。でも電話やメールの一本くらいあるのが普通でしょ!」
(ぐわぁ・・・。ダメだ・・・、メッチャ怒ってますよ・・・・。どうすればいいんだ〜〜〜。)
「いや〜、ホントすっぽりと抜けちゃったの・・・・。ごめんなさい・・・・。なんかお詫びするんで許して〜。」
(もう平謝りしかないっす・・・。僕にはそれ以上の策は思いつけません・・・・・。)
「お詫びか〜。どうしよっかな〜。すごいのお願いしちゃおうかな〜。何でも良いんでしょ?フフ♪」
(うわ〜、なんか不吉な予感がしますよ・・・・。一体どんなお願いが来るんだぁぁあ!!!)
「う・・・うん、なんでも言ってよ!このイヌヲ、肉球に賭けて何でもするよ!」
(気軽に肉球に賭けてなんて言うんじゃないかったよ・・・。狩られるのたまんないし・・・。)
「ふーん、気前いいね。じゃあね、明日あたしとデートね。その時にあたしの言うことは全て聞くこと!」
(ムムム!なんか簡単なような難しいよな微妙です。でもデートはいいね。ムフフ。)
「え!そんなんでいいの!もう全然OKです〜。デートなんてこっちからお願いしたいよ〜。」
「『あたしの言うこと全て聞く』ってのが重要だよ。わかってる?いろんなことお願いするかもしれないよ。」
「うんうん、わかってるよ〜。でもその程度で良いならガンガンするよ〜。
だって、チワちゃんには寂しい思いさせたからね。そのお詫びも兼ねておごりますよ!」
「ホントに寂しかったんだからね!今度やったらイヌヲ君の肉球噛み切るよ!覚えといてね!」
「げげ!それは恐いな〜。でももうそんなことしないから安心してよ!」
「絶対ね!それじゃ、明日またいつもの時間に『ドカン』でね。遅れないでよ!」
「うんうん、30分前には行くよ!チワちゃんもちゃんと来てね!」

ふぅ・・・、なんとか修羅場を乗り切りましたよ・・・・。
やっぱ彼女をほったらかしってのはやばいですね。男として最低ですね。
でもなんかすっぽり抜けちゃうことってあるんですよね〜。ホント悪気はないんですよ。
ま、明日のデートでポイントアップにがんばるか!


5/12 ハレ

今日はひ・さ・び・さ・のデートですよ。ムフフ。
うーん、楽しみだな〜。やっぱ身だしなみの手入れは欠かせないよね!
毛並みはよ〜くブラッシングしたし、爪も研いであるし、ダニはバッチシですし、
肉球もピッカピッカですよ!磨きまくってますから!ピンク色に輝いてます!
あ!そうだそうだ!映画なんかだと、こういうケンカの後のデートって盛り上がるもんですから、
僕もアレの準備しておきますかね。ムフフフフフフ♪
え?アレってなんだって?いやだな〜、アレですよ、アレ。最初が「キ」で最後が「ス」です。
え?まだわかんないって?いやだな〜、みなまで言わせないで下さいよ。照れますから!
『チュウ』 ですよ。『チ・ュ・ウ』。ネズミじゃないですよ。『接吻』ともいいます。
いや、もっと盛り上がってあんなことや、こんなことや・・・・。(しばしイヌヲ妄想に浸る)
やべやべ、そんな先のことはまだいいっちゅうねん!まずは『チュウ』だ!
「チェリードッグ」の僕には先はまだ刺激が強いですからね。よっしゃ!今日の狙いは『チュウ』だ!
ちょっと練習しておこう。うん、ナイスアイディアだな。うーんと、なんか似たような感触のものは・・・。
そうだそうだ、ありましたよ!肉球ですよ!これが一番近いでしょ!プニプニしてるしね。
よし!肉球で試そっと。チュチュチュチュ♪ チュ〜チュ〜チュ〜♪ チュチュ〜チュ♪
ふう、これだけ練習しておけば大丈夫だな。僕って用意周到だな〜。エヘヘ。
さて、そろそろ行きますか!

やべやべ、なんか早く着きすぎちゃいましたよ。なんせ待ち合わせの1時間も前です。
ま、いっか。イヌ丸でも呼んでクッチャベってよう。ヤツ新聞記者だけあってネタ早いですから、
結構おもしろいネタ聞けることあるんですよね。まあバカも使いようですよ。ケケケ。
あ、いました、いました。相変わらず働いてますよ。リストラ記者さんが。
「お〜い、イヌ丸!ホネコーね。」
「あ、イヌヲさん、いらっしゃい。ホネコーかしこまりました!」
ふふふ、例の一件以来やつ僕に敬語ですよ。しんどかったけど、結果的には効果あったね。
「おまたせしました〜。ホネコーです。ごゆっくりどうぞ〜。」
「おいおい、ちょいと待ちいな、イヌ丸ちゃ〜ん。オレ待ち合わせ早く来すぎちゃって暇なんだ。
ちょっとクッチャベろうよ。なんかおもしろいネタないの?」
「これっすか?これ?(小指をだして) イヌヲさんもてるから〜、コノコノ!」
「おべんちゃらはいいって。でももてるのは事実だけどね〜。ケケケ。んでネタネタ。なんかない?」
「そうっすね〜、ネタっすか。イヌヲさん確かハードな音楽好きでしたよね?
最近のインディーズシーンで盛り上がってるバンドあるんすよ。名前なんだったかな〜。
ちょっとど忘れしたんですが、13丁目のクラブ「cHa-0s」でよくライブするらしいですよ。
まだ新しいバンドなんだけど、すっげーカルト的人気らしいっすよ。」
「13丁目のクラブ「cHa-0s」? えー、13丁目ってほとんどスラムじゃん。ヤバイヤツらがうようよいてさ。
しかもクラブ「cHa-0s」 ってその中でもトップクラスのごろつきの溜まり場って話じゃん。
前にベンさんから聞いたよ。ベンさんにも忠告されたもん。あそこはいくなって。」
「そうなんすよね〜。あそこかなりデンジャラスなゾーンっすから、僕もなかなか取材に行く勇気ないっすよ。
でもすげー盛り上がってるらしいから、一回くらい見てみたいっすよね。
まあこれは僕も興味あるから取材してみますよ!また報告しますね〜。 」
「うんうん、頼むわ〜。イヌ丸ちゃん、良いネタ仕入れてるね〜。また頼むよ!」
「はーい。そろそろ仕事戻らないとマスター怒って時給下げられちゃんで。
デートがんばってくださいよ〜。ムフフ。デワデワ!」

へ〜、13丁目のクラブ「cHa-0s」ね〜。結構有名なところなんで前から一度は
行ってみたいとは思ってたんですよね。でもヘビーなことなりそうで控えてたんですよね。
でもそんな人気バンドがあるんなら一度行ってみたいな〜。
ま、今はチワちゃんとのデートしか頭にないんでどうでもいっか。
お、そんなこといってる間にそろそろ時間です。ちわちゃんもう来るかな〜。 ワクワク・・・・。

   〜 15 分 経 過 〜

うーん、まだ来ないですよ。まあ、チワちゃんならこのくらいは普通ですね。うんうん。
「週刊ドッグウィーク」 でも読んで、デート場所でもチェックするか!

     〜 30 分 経 過 〜


ほっほ〜、まだ来ませんか。さすがにチワちゃんじらすのがうまいね!コノコノ!
「週刊ドッグウィーク」はもう読んだんで、次は「週刊ドッグボーイ」でもいくか。


        〜 1 時 間 経 過 〜


はぁ〜、待つのもそろそろ疲れてきたな。でもいくらなんでももう来るでしょ!僕は待つよ!
さ〜て、ホネコーでも追加注文して気長に待つか!「イヌ丸〜、ホネコーおかわり!」



             〜 3 時 間 経 過 〜



・・・・。もう読む雑誌なくなっちゃいましたよ・・・・。マジでチワちゃん来るんすっか・・・・。





                    〜 6 時 間 経 過 〜





「・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。  ・・・・・・・・・・・。」
「イヌヲさん、イヌヲさん、もう閉店っすよ!起きて下さいよ!」
「あぁ!寝てねーよ!放心状態だったんだよ!閉店ってマジかよ・・・・・。
おいおい、オレは一体何時間待ったんだろう・・・・・・。 」

どうやらチワちゃんにすっぽかされたようです・・・。
あーあー、なんだよこれ!帰ったら怒りの電話じゃ!!

プルルルルル・・・・・、プルルルルル・・・・・、プルルルルル・・・・・、ガチャ!
「はい、チワです。」 あぁ?なんじゃ、チワちゃんいるんじゃん!
「もしもし、イヌヲだけど、今日デートの約束だったよね?オレ6時間も待ったんだよ!」
「何よ、たった6時間くらい!あたしは2週間は待ったのよ!イヌヲ君わかってるの?」
「う・・・、それを言われると・・・・。つーことは、今日はワザと?」
「今頃気付いたの?普通は1時間も待って来なかったら帰るでしょ〜。それを6時間もなんて。
でもそういうところがイヌヲ君らしいよね。これでチャラにしよっか?いいよね?」
「なんだー、そうだったんだ・・・・・。うんうん、チャラにしよう!
でもデートはしたいな〜。明日なんかどう?空いてる? 」
「うん、いいよ〜。じゃあ、明日は『ちゃんと』したデートしようね♪あたしもちゃんといくから。
あ、でもあの約束は守ってね。あたしの言うこと1日聞くってやつね。 」
「はいはい、何でも聞くよ〜、チワちゃんとデートできるなら!じゃ、明日ね!」

はぁ・・・、メスって難しいもんすね・・・・。


5/13 ハレ

うっしゃ!今日は良い天気だし、気合い入れてデートいくか!
さーて、もうそろそろ時間だし、喫茶『ドカン』いくか!

今日はちゃんとチワちゃん来るんだろうな〜。マジで今日も来なかったら僕すねちゃうよ。
イジケイヌになるよ。イシ゛イシ゛・・( ..)( __)イシ゛イシ゛・・
「イヌヲさん、いらっしゃい。今日はちゃんと彼女来るんすかね〜。ヘヘヘ。」
「あぁ?うっせーよ!んなこといいから、ホネコー持ってこいや!」
「はっはい〜。ただいま〜。」 ピョーン°゜°。。ヘ(;^^)/ スタコラサッサ

チッ、ちょっと仲良くしてやるとあの態度っすよ。やっぱ所々で絞めなきゃね!
うし、そろそろ時間だ。チワちゃん来るかな〜。ドキドキ・・・・。
うお!来ました来ました!チワちゃんが!久しぶりに見たらすっげーカワイイっす!
いや〜、さすが僕が彼女にしただけありますよ、あのカワイサは!
「イヌヲ君、久しぶり〜。昨日はゴメンね♪」
「うんうん、全然いいよ!僕の方こそ、ずっと放ったらかしにしててゴメンね。」
「ふふ、もうそれはチャラにしようね。昨日の約束覚えてる?」
「ん?チワちゃんの言うこと聞くってヤツだっけ?ちゃんと覚えてるよ〜。何でもいってよ!」
「えらいね〜、覚えてるなんて。じゃあね、今日はまずイヌヲ君に奢ってもらおうかな!」
「げげ、そう来ましたか!いいよいいよ、何でも頼んでよ!どーんと奢っちゃうよ!」
トホホ・・・・、今月やばいのに・・・・。まあ自業自得だし、しょうがないね。
「えーとね、それじゃパフェいっちゃおうかな〜。『骨髄パフェスペシャルデラックス(KPSD)』いい?」
ぐぉお!それ来ましたか!超常連の僕でさえ食べたことない『KPSD』を!この店で最も高価なのを!
「・・・う、うん。ガンガン頼んじゃってよ・・・。うんうん、アレは美味いよ!」
「すいませ〜ん、『KPSD』1つくださ〜い!イヌヲ君も頼む?」
「いやいや、オレはいいよ。いまお腹一杯だしね。」
ホントは朝からホネコーしか飲んでないから空きまくりですが、僕も食ったらサイフが空になりますよ。はぁ。
「KPSDお待たせしました〜。いや〜、イヌヲさんの彼女カワイイッスね!」
「うっせーよ、余計なこと言わないで、はよ帰れって!」
「おー、コワコワ、邪魔者は退散しますか。では、ごゆっくり〜。ムフフ」
チワちゃん照れまくりですよ。 イヌ丸のやろうもたまにはいいことしますな。
「おいし〜い♪イヌヲ君もちょっと食べてみる?はい、アーンして♪」
うぉおおおおおお!!なんかメッチャ恋犬チックですよ!うわ、感激!
「え、いいの!じゃ、お言葉に甘えてア〜ン・・・・」
「はーい、パク。わたしが食べちゃったよ〜だ。キャハキャハ。」
「なんだよそれ〜。間抜けな顔してアーンしちゃったよ。イジワルだな〜。」
「ウソウソ。今度はちゃんとあげるからアーンして〜、はい。」
パクッ。うわ!チワちゃんと関節キッスですよ!感動だな〜、ぼくわぁ!
今日の僕の目的の半分は達成されましたね! うんうん、良い感じだ!
「どう?おいしいでしょ?やっぱこれ高いだけあって美味しいよね〜。
イヌヲ君ごちそうさま♪ そんじゃ、そろそろ出よっか? 」

僕らはお勘定して、外に出ました。んで、またあの川沿いの道をペタペタ歩いてます。
いや〜、やっぱ天気が良いときの散歩は気持ちいいっすね!
そうだ!今日こそは手を繋ごう!うん、それがファーストステップだ!
まずチワちゃんの歩くペースに併せて、さらに手(足)の振りも合わせる。
よし、これでもうちょい近づけば自然と手がぶつかるはずだ。ムフフ。
ウシ、ウシ、手(足)がカツカツぶつかり始めましたよ。
後は、タイミングをみて握るだけです!
ワンツー、サンシー、ワンツー、サンシー、ワンツー、今だ!ニギッ!
うっしゃ!手を握るのに成功しました!やりました!イヌヲ軍曹、ミッションオーバーです!
なんか照れてチワちゃんの顔見れないです。チワちゃんも僕の顔みようとしないですし。
まあなんかぎこちないですけど、とりあえず手は握れたんでバンバンです!
僕がミッション「シェイクハンド」の遂行に一生懸命になっていたら、いつのまにか海に着いちゃいました。
しか〜も、ちょうど良い具合に沈みかかってますよ、ヤツが。え?ヤツってだれって?
そりゃあなたサン−太陽に決まってますがな。ケケケ。 つまり夕日ってことです。

「ちょっと座る?」と、僕。
「・・・うん。」 と、チワちゃん。
なんかお互いにメッチャ照れてます。チワちゃんの顔今チラッとみたら真っ赤でした。
よし!この流れで来たらもう残すは最終ミッション「スーキ」しかないっす!
手は握ったままなんで、後はどんなタイミングでやるかです。でもこれが難しいんだよな〜。
チェリードッグの僕にはそういう『間』みたいのがまだ読めないんですよね〜。
いや、そんな泣き言いってられないや!もうここまで来たらいくしかない!
やっぱ「キスしていい?」とか聞くのはタブーっすよね?それってイケてないですよね〜。
『自然な流れでそういう雰囲気になったら、さらっと、すっと、スマートに by ドッグボーイ』ってか。
あほか〜、そんなもんチェリーに期待すんなよ〜。そんなことできるのはチェリーちゃうやん!
いや、もう雰囲気なんてもん読んでる余裕ないっす。とりあえず隙があればいきます!

とりあえず手をニギニギしてみましょうか。「ニギニギ」っと。
お、チワちゃんもちゃんと「ニギニギ」って返してくれましたよ!
ちょっとモールス信号のようにこのニギニギで僕の意志を伝えてみましょう。
だって、もう緊張しすぎて会話する余裕ないっすから・・・。

ニギニギニギニギニギ(イヌヲ以下イ:今日は楽しかったね。)
ニギニギ(チワ以下チ:うん。そうだね。)
ニギニギニギニギ(イ:なんか緊張するね。)
ニギニギニ(チ:うん。なんか照れるよ。)
ニギニギニニニ(イ:チワちゃんの肉球柔らかいね。)
ニギュ〜〜〜(チ:やだ!はずかしい!)
ニッニギニギニ(イ:チ・・・チューしていい?)
ニッ・・・・ニギ(チ:う、うん・・・、いいよ。)

「え?マジ?」 あ、思わず口に出しちゃいました。
「うん・・・。」


チュ♪


うぉおおお!!やりました!ついにやりました!
ワオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオン!!!!!!

バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!

それではこの辺で現場からの中継を終わらせてもらいます。
3,2,1,プツッ・・・・・・・・・・・・。


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