「崖の下」
「おーい、無事か?」
「ああ」そこは、
県道●●●号線のカーブの崖下(約17m)の茂みの中でした。「怪我は無いか?」
「大丈夫だ、他の奴は?」
「おーい」
「おお、生きてたか」どうやら、自分Aと、B、Cは無事だったようです、
ただDの姿が見えません
先ほど数十分前、Dの父親の車 ルノー・メガーヌ・グラス
ルーフカブリオレで隣町へ向かうドライブ中にカーブでスピー
ドを出しすぎ曲がりきれず、ガードレールを突き破って崖下へ
落下したのです、車が落ちながら回転したため4人とも車外へ
放り出され車はグシャグシャになったものの人間は何故かたい
した怪我も無く暫く気絶してただけで済んでたようです、
380万円の外車は、下の方の茂みでひっくり返ってます、
しかし、よくもまあ、怪我も無く、無事生きてたものです、
幸運としか思えません、「あっ、おーいD」
車の横の茂みの中にDを見つけ、3人は藪をかき分けDのもと
へ行きます「どうした?D、無事か?」
振向いたDは何も言わず車を指差すだけ、顔色は真っ青、
親父の車をスクラップにしてしまったのです、Dの気持ちは
分ります、でもどうやらDも無傷で一安心したのですか、
Dが車を指差した手を何度も動かしてるので3人は
ひっくり返った車を覗き込んだのです、
するとそこには、A、B、C、Dの4人全員がシートベルト
を血に染め、全員が血まみれとなって冷たくなっていた姿が
あったのでした、
4人は、互いの顔を見つめながら、つぶやきました
「俺達、死んでたんだ…」