「白い服の女」

 浪人の頃の八月の夜、僕は勉強に疲れ果てて寝ていました。自
宅の近くにいる夢を見たのですが、その自宅周辺の雰囲気が妙に
薄暗く不気味な感じで、特に視界の(夢の中ですが)左側にもの
凄い違和感を感じたんです。僕は「見ちゃいけない!」と夢の中
で思ったのですが、つい左側を見てしまいました。
そこには白い服を着た女の人が立っていました。僕は夢の中でも
その雰囲気に「やばい!」と思って、目を開けたんです!そした
ら、次の瞬間、現実の僕の部屋の天井に、その女が仰向けの僕と
平行な状態で浮いていました。
僕は動こうとしたんだけど金縛りで動けなくって、女の人がふわ
ーっと僕に重なるように降りてきて、耳元で「おとなしくしてな
さいよ」と言われました。僕は最初、かなりビビりましたが、受
験で疲れ果てていたこともあって、もうどうにでもなれ!と強く
思ったら消えてました。いったい、あれは何だったんんでしょう
か?

 


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