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イヌヲのアングラ日記   イヌヲバナー カウンタ

「イヌヲ、運命的出会いをする!【2】」


10/28 ハレ・・・カナ?

【1】
ライブが終わって、熱気ムンムンのライブ会場をでて外で涼んでいると、
受付のヤツがこっちにやってきました。何の用だろう?
「この後、関係者だけの打ち上げがあるんですよ。それでブルルさんがイヌヲさんたちも
お誘いしたいそうです。 打ち上げは表の方でやりますんで、
一休みしたらお仲間の皆さんも一緒にどうぞ。」
「え!マジッスカ!ブルルさん、いい人だなぁ。ほいじゃ、後で行きますね〜」

あんな熱狂的、いや狂信的と言ってもいいほど盛り上がったライブの関係者と飲めるのかぁ。
どんな人たちなんだろうなぁ、ちょっと恐いよ。ま、ブルルさんいるしなんとかなるよね!
隣で暑さと人混みでの衝突でバテてるゴンタとイヌ丸を起こして行きますか。

えーと、表って言えば、最初に行ったカワイイお姉さんがいたところだよね。
あんなところで打ち上げとは変わってるなぁ。なんかイメージ違うぞ。
しかも表閉まってるんじゃん。“CLOSE”って看板でてますがな。
ん?表に立ってるヤツに何か言って入ってるヤツがいるぞ!
なるほど!一見閉まったように見せかけて、実は奥では身内だけの乱交パーティがあるって訳か!
うーん、よく考えられてるぜぇ! って乱交パーティなんて誰も言ってないよね(笑)
僕らも同様に表のヤツに「ブルルさんの紹介で」って言って入れてもらいました。
おぉ、なんかライブやってます。アコギがチャランチャラン鳴ってます。
んで、中には30匹くらいが酒を飲みながらライブを見て、ワイワイと楽しそうに語ってます。
ははぁ〜、打ち上げっつーか、趣向を変えたライブの第2部って感じですね。
「アンプラグド」ってのがセンスいいッスねぇ。さすが関係者のみの打ち上げだけあります。
中は照明が落ちていて暗いんでイマイチ顔とかわかりません。
ブルルさんがどこにいるのか全く不明です。不安だ・・・。
とりあえず、僕らも空いてるテーブルを探して座ることにしました。
初めてでシステムがイマイチわからないので、ボ〜ッとライブを聴いていたら、
酒が運ばれてきました。ウェイターに聞いたら、あちらのお客さんからだと。
え?誰?つーか、暗くて全然顔が見えないっての。
でもモヒカンじゃないんで、ブルルさんではないようです。
とりあえず飲んでみたんですが、やたら美味いッス!
まろやかでありながら、コクとキレがあり、そのまま夢の世界へ誘われるかと思うほど
素晴らしい香りがします。強い酒ながら、貪るようにイッキに飲んじゃいましたよ。
「えぇ!マジ!これ『マタタビ・オールド』ッスよ!スッゲェ!イヌヲさん知ってます?」
「え?知らない・・・。だってオレはカルーア命だし・・・。」
「僕も以前取材で飲んだきりなんですが、幻の名酒といわれる酒です。
マタタビを原材料に何百年と熟成させた酒らしいです。たぶん、これ一杯で数万はしますね。」
「ブッ!マジカヨ!なんでそんな酒をオレらに奢ってくれんの?つーか、あいつ誰よ?」
「おい、イヌヲ。ちょっと挨拶に行ってきた方がいいんじゃねぇの?」
「うむ。それが礼儀だよなぁ。とりあえず行ってくるわ。」

【2】
奢ってくれたヤツが座ってるバーのカウンターに行って、
「チワ〜ッス。なんかいい酒奢ってもらって・・・」と声をかけてみました。
間近で顔を見ると、相当のナイスドッグです。誰だよ、こいつ?
うーん、何度考えても知らないヤツだよなぁ。ん?どっかで見た気もするなぁ。
「フフフ。酒は美味しかったかい?久しぶりだね、イヌヲ君」
「えぇ!オレのこと知ってるんですか!どっかで会いましたっけ?」
「まぁ、あまり思い出したくない場所だし、覚えてなくても仕方ないか。フッ・・・」
んん?このムカツク「フッ・・・」ってフレーズどっかで聞いたことあるぞぉ〜。
あ!思い出した!こいつチワちゃんの病院で会ったメスを侍らせてた医者だ!
「あぁ〜、思い出しましたよ。確か病院で一度会いましたよね?」
「へぇ〜、結構記憶力あるんだね。驚いたよ。」
ムカァ、なんかこの医者はムカツクこと言うなぁ。
「で、そのお医者さんが何で僕らに奢ってくれるんですか?」
「いや、ふと見回すと、キョロキョロしてる君たちが見えてね。
ここで会ったのも何かの縁だし、酒でも奢ろうかと思ってね。」
「そりゃ、どうもありがとッス。お医者さんもこんなライブ聞きに来るんですねぇ。」
「僕は聞くというよりも、演奏する側なんだ。あ、これから出番だ。そのうち、またゆっくりと。」

あの医者、ライブにでるのかいな。しかもこんな身内だけの会場でやるとは。
うーん、イマイチ飲み込めんなぁ。とりあえずヤツの演奏を聞くか。
ヤツがステージに上がると、相変わらずメスがキャーキャー言ってますよ。
演奏の方も素晴らしいの一言に尽きます。医者の道楽だろうと、舐めてたんですが、
そんなレベルじゃなかったです。ギターのテクも、歌いっプリも言うこと無しです。
ちょっとハスキーながら、感情がこもった表現豊かな歌い声でした。
天は二物を与えた典型的な例だな。全く、世の中不公平だよなぁ!
ん?なんか横を見ると、ブルルさんがウッドベースを弾いてますよ。
えぇ?ブルルさんとヤツは知り合いってことなの? 全然共通点なんかなさそうな2人だよ。
だって片方はアウトローで、片方はエリートだよ。キー!!僕の頭では理解不能だよ!
とりあえず、ライブが終わったらブルルさんを捕まえて聞いてみよう。

【3】
ライブ終わって喉が乾いたのか、「ジンリッキー」を水のようにガブガブ飲んでるブルルさんを
見つけました。「ブルルさん、チース!今回は誘ってくれてアリガトッス!」
「あ、イヌヲさん、ドモドモ。こちらこそ、来ていただいてありがとうございます。
この間は、面倒くさい仕事ご苦労様でした。おかげで助かりました。
どうでした?ライブはお楽しみいただけましたか?」
「うんうん、すごい楽しめましたよ!ブルルさんって最後のパンダの着ぐるみのバンドっすよね?
アレマジで最高でした。僕のツボ突きまくりで、脳がアドレナリンで溺れかかりましたよ(笑)」
「フフフ、気に入ってもらえたようで良かったです。僕がパンダの一員ってことは秘密ですよ。」
「それはもちろんですよぉ!僕ほど口が堅い犬はなかなかいませんよ!
ところで、さっき一緒にライブやっていた犬なんですが・・・」
「はいはい、彼ね。彼最高でしょ?僕も一緒にやれて光栄だと思ってます。」
「あの人って確か医者ですよね?ブルルさんとはかな〜り違う感じが・・・」
「そうですね。お互い環境は全然違うと思います。でも目指す音楽が重なるんで、
一緒にやってるんですよ。ま、僕には彼ほどの才能はないですけどね。」

ふーん、そんなもんかぁ。それにしても、ブルルさんは外見に似合わず、
相変わらず丁寧な口調だなぁ。ギャップが激しすぎんぞ。
あ、そうそう、ネコから聞いた『ラヴ†ラド』ってヤツを探さなきゃ。
とりあえず、ブルルさんに聞いてみよう。ブルルさんなら知ってるでしょ!
「ブルルさん、『ラヴ†ラド』って知ってます?ちょっと会いたいんですが・・・」
「え?イヌヲさん、どこでその名前を?ちなみにどんな用件ですか?」
ゲゲェ、なんかブルルさん顔がマジでコエェよ!『ラヴ†ラド』って何者なんよ!
「いやぁ〜、実は『dis-0rDeR』というグループと揉めてまして、それでネット仲間に
そのことを相談したら、『ラヴ†ラド』に会うと助けてもらえるかといわれまして・・・。」
「ふむ、なるほど。で、そのネット仲間のお名前は?」
「えーと、ネコっていうんですが・・・。たぶん黒いです。」
「へぇ〜、ネコと知り合いなんですか。それなら全然OKです。『ラヴ†ラド』を紹介します。
というか、イヌヲさんはすでに会ってますけどね。さっきの彼が『ラヴ†ラド』ですよ。
『dis-0rDeR』と揉めてるなら、『ラヴ†ラド』に相談するのが一番でしょうね。」
「えぇ!あの医者が『ラヴ†ラド』なんですか!つーか、なんで彼に相談するのが一番なんですか?」
「アレ?何もご存じない?だって彼が『dis-0rDeR』対抗勢力のリーダーですから。」
「ゲゲェ!マァ〜ジッスカァ!つーことは、『rEd-RivErS』のリーダーってことッスかぁ?」
「そうです。ちなみに彼はこの店のオーナーでもあります。」
「ウムム・・・、全然そんな風には見えなかった・・・・。あのナイスドッグが・・・・。」
「犬を外見で判断しちゃ駄目ってことですね。僕も外見と中身はギャップあるでしょう?」
いや、ブルルさんは仮面をかぶってるだけでしょ、とはとても言えないので、
適当に相づちを打っておきました。仮面外されたら恐いしね。
「僕らは夜な夜なこの店に集まってるんで、イヌヲさんもなんかあったら気軽に来て下さいよ。
僕の連れだと言えば、フリーパスなんで。ラヴ†ラドは気まぐれ&多忙なんで
必ずしもいる訳じゃないですが、もしいれば色々と相談に乗ってくれると思いますよ。
フゥ〜、やっぱライブ後は喉乾きますよねぇ。ちょっと飲み物追加しよっと。
お〜い!カンパリソーダ、ダースで持ってきてよぉ! イヌヲさんも何か飲みます?」
「いや、僕はそろそろ仲間の所に戻りますんで。じゃ、また!」
おいおい、カクテルをダースで頼むヤツ初めて見たぞ・・・。
まぁ、ブルルさんのあの飲みっぷりじゃ当然か。

うーん、それにしても、今日は収穫の多い1日だったなぁ。
まさか、あの医者がラヴ†ラドとはねぇ。 あのルックスからは全然想像できないって。
むしろ、ブルルさんがラヴ†ラドって言われた方が納得するよ。
さて、ゴンタとイヌ丸拾ってそろそろ帰ろうッと。
ヤツらにこのこと話したらビックリすんだろうなぁ。フフフ。


11/1 クモリ

ライブの興奮&超高級酒「マタタビ・オールド」の不思議な酔いのせいで、
爆睡しちゃいました。気が付いたら20時間も寝てましたよ。
途中で電話が鳴ったり、チャイムがピンポンピンポンとうるさかったりしたような気がしましたが、
ダルかったので全て無視です。どうせ大した用事でもないだろうしね。
さて、ちょうどテルホタイムに入ってることだし、ネコにこの間の報告でもしますか。

ピガァ〜ジィィィィィィィィィイイイイイ・ブ〜ン・ガァツーーーーー。

お、繋がった繋がった。んでは、花びら回してYCQを起動させてっと。
うーん、さすがヌシだけあってちゃんといますねぇ。
「ネット接続皆勤賞」なんてのがあったら、ヤツの受賞間違いなしですよ(笑)
「ウィッス!この間はラヴ†ラド情報サンクス!おかげでラヴ†ラドに会えたよ〜」
「ウィウィ〜。役立って良かったよ。で、ラヴ†ラドは協力してくれそう?」
「うーん、まだ詳しくは話してないんだけど、結構感じ良かったよ。キザだけどね(笑)
バンド仲間のブルルさんは前から知ってるんで、結構助けてくれそうな感じ。」
「キザとか言ったら怒られるぞ。確かにキザだけどね(笑) まぁ、『dis-0rDeR』と
揉めるつもりなら、絶対にラヴ†ラドたちと協力した方がいいよ。
イヌヲだけじゃすぐ狩られるしね、前のように(笑)」
「確かに(笑) あんな狂信的集団相手に戦える自信なかったもんなぁ。
おかげで心強い味方ができたよん!で、ところで、なんでネコはラヴ†ラド知ってたん?」
「うむ。えーと、実はなんだ、アレだ、アレ。あー、そうそう豚風荘で知り合ったんよ。」
「そっか。ブルルさんもネコのこと知ってるような口調だったけど、ブルルさんも豚風荘仲間?」
「うん、そっそ。あいつも豚風荘仲間だよ。結構イカツイ外見してるよなぁ」
「え?なんで外見知ってるの?会ったことあんの?」
「あ、会ったことはないよ。本人からルックスのことを聞いただけ。」
「ふーん、そっかぁ。なんか意外な繋がりだったんで、ビックリしてたんよ」
「まぁ、麻雀に国境や種族は関係ないってことだな。ケケケ」
「だな。ケケケ。どうよ?久しぶりに打ちますかいな?軽くひねってやんぞ。」
「え?ヒネル?僕の記憶が正しければ、イヌヲ君をひねったことはあっても、
僕がイヌヲ君にひねられたことはなかったような気がするんだけどなぁ〜。」
「おいおい、妄想くらい好きにさせてくれよぉ!(笑)」
「妄想かよ!(笑) ほいじゃ、軽くひねられてやりますか!」

なんだか、ラヴ†ラドたちのことを聞いたときのネコの対応が
どうもしっくり来ないような気がしたんですが、深く考えるのはやめとくか。
僕の頭じゃ、あんま考えても意味がなさそうなんで(笑)

まだまだつづくピョン

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